トルコ高速鉄道YHT乗車方法について
トルコ版新幹線〈YHT〉は、イスタンブール〜アンカラ、アンカラ〜コンヤ、アンカラ〜シワス(スィヴァス)間で開通していて、今後全土に拡大予定です(2024年11月現在)。
見た目も乗り心地も、まるで欧州のICEそのもの。快適で、トイレ等の設備もキレイです。YHT乗車時の大まかな流れと必要なものをご案内します。皆様のご参考になれば幸いです。
※こちらのツアーで、YHTに乗車するコンヤツアーをご用意しております。
予約
乗車券のご予約は、ご乗車日の30日前からTCDD公式サイトにて予約可能です。または、弊社でツアーまたは車両・ガイドのレンタルサービス予約を承ったお客様向けに、代行予約が可能ですので、お気軽にご相談ください。
新旧2つの車両
冒頭の写真にあるスペイン製の古いタイプのものは、6車両編成で最大時速は250km、ドイツ製の新しいタイプの車両の時速は300kmほどで走行し、8車両です。新型車両はシーメンス製なので、ドイツのICEと内部も乗り心地も同じで快適です。
アンカラ駅について
アンカラの駅は、「Ankara Garı/アンカラ・ガル」とよばれる、普通車や急行列車が発着するアンカラ駅と、YHT専用の駅があり、2つは歩道橋で繋がれています。YHT駅には、小さなショッピングモールとホテルがあります。
コンヤ駅について
コンヤ駅もアンカラ駅同様、YHTとその他列車の発着駅は別の駅舎です。コンヤの場合は、駅舎が離れていて、YHTの駅は、「Selçuklı YHT Garı/セルチュクルYHT駅」とよばれます。タクシーやバスなどを使って移動する際には、ご注意ください。
YHT乗車方法
駅に到着したら、〈yht〉と書かれた足元のサインまたは看板にそって進みます。YHT駅に到着したら、「Departure」と英語で書かれたサインがありますので、それに従って進みます。
ゲートとプラットフォームがオープンする時間が決まっているため、早く到着すると駅構内で待つことになります。ただし、ゲートのセキュリティチェックで並ぶので、少し早めに移動しておくことをおすすめします。
プラットホームへ
①アンカラYHT駅の場合、下階にある電光掲示板で、乗車するYHTのプラットフォーム(Platform/Peronの表示)を確認し、該当の番号のセキュリティゲートへ進みます。ゲート付近には、目的地の名前と列車番号が表示されているので、確認して列に並びます。
②セキュリティゲートで荷物と身体検査を受け、係員に、身分証明書(パスポートの写真ページを見開きで)、乗車券(乗車券を印刷したもの持参)を提示します。
※早く到着しすぎるとゲートがオープンしていません。
※イスタンブールのソーユトリュチェシュメ駅の場合は、セキリティゲート通過後、待合室のような場所で係員がチェックすることがあります。
チェックが終わったら、エスカレーターでプラットフォームへ進みます。
③乗車するYHTの車両入口付近には、〈YHT●●●●●〉と書かれた列車運行番号、目的地等が表示されていますので確認し、乗車券に表示されている車両番号と座席番号に沿った車両へ乗り込みます。
※入口付近は段差がありますので、乗車のさいはご注意ください。
クラスと車両設備
ビジネスクラスは、1-2の座席配置です。ビジネスクラス特有のサービスとしては、
・パーソナルモニター(オンボードカメラ映像、地図、インターネット、映画等)
があります。ビジネスクラスとはいえ、エコノミークラス料金に+150~300TL(1,000円前後/2024年現在)ですので、空席があればビジネスクラスをおすすめします。ただし、およそ50席のみですので、お早めにご予約ください。
エコノミークラスの座席は、2-2の座席配置になっています。それぞれの座席には、フットレスト、トレイ、電源・USBポートがあり、スーツケース置き場が、車両の前後にあります。
レストランと購買コーナーの車両が連結されていますが、レストラン車両では温かい食事の提供はありません。スナック菓子、ジュース、コーヒーなどの軽食の提供のみです。ビジネスクラスでのケータリングも軽食ですので、しっかりめの食事は乗車の前後に済ませたほうがよさそうです。
YHTを上手に使ってトルコ旅行へ
イスタンブール、アンカラとつなぐYHTは、コンヤ、スィヴァスという世界遺産を有する2つの都市を結んでいます。
LAAL DMCでは、宿泊、プロのガイド、各アクティビティ、YHTや車両など、トルコ旅行をもっと快適に便利にするツール各種をご提供しております。
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